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屋上にあるイルアカーサ農園で、スイカを利用者様に収穫していただきました。
花が咲いている頃から、育つのを楽しみにしていらっしゃったお二人であり、
「中は赤かな、黄色かな」「叩いて音をきいてみよう」など会話がはずみます。

【理学療法士　高梨仁美】
一般的に、記憶の中には『エピソード記憶』と呼ばれるものがあります。
これは、出来事や体験の記憶を指します。
楽しい、気持ちがいい、といったプラスの感情や、子供のころはこうだった、といった昔の思い出を引き出し、
それをみんなで話して共有することで、更に脳は活性化するといわれています。

施設の生活でも、イルアカーサ農園の野菜やお花を見る、あるいは触って世話をすることで、昔を思い出して笑顔になる方もいます。
例えば、初めは屋上があることを覚えていなかった方でも、何度も行くことで「花壇の手前はひまわり、奥はスイカ…」など畑にあるものを覚えてしまう方もいます。
イルアカーサ農園でのひとときは、リハビリの面でもプラスになっています。

屋上では風の強い日も多いため、丈が低めのひまわりを数種類育てています。
現在、ひまわりの花が見ごろを迎えました。
大ぶり、小ぶりのひまわりが太陽に向かって凛としている姿には、暑い毎日にも元気をもらえます！