内視鏡センター
内視鏡検査の特徴
当院では、食道・胃・十二指腸胆管及び大腸の内視鏡検査による診断が実施できます。
内視鏡による治療としては、胃や大腸等のポリープの切除や小さな癌の治療および胆管結石の治療を行うことも可能です。
検査は、プライバシーを守るため個室として仕切られた内視鏡検査室で行い、検査後にお休みいただくためのリカバリールーム(2室)もご用意しています。
内視鏡検査・治療項目
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上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
食道、胃、十二指腸疾患の内視鏡による診断。
主として、胃炎や胃潰瘍の診断、胃癌の精密検査等を行います。胃癌検診等で異常が疑われた方の精査を行います。
治療としては、胃のポリープの切除や小さな胃癌の切除、食道静脈瘤の治療を主として行います。 -
大腸内視鏡検査
大腸(結腸と直腸)疾患の内視鏡による診断。
主として、便潜血陽性の際の大腸の検査、大腸ポリープの経過観察、炎症性腸疾患の診断を行います。
治療としては、主として大腸ポリープの切除を行います。
注)治療の際は原則として入院が必要となります。
大腸がんについて
近年、大腸がんは増加傾向にあり、この20年で死亡者数は2倍に増加、女性のがん死亡原因では第1位になっています。
そのため、大腸がん検診は現在広く普及しており、40歳以上の方であれば市区町村でも大腸がん検診を受けられます。
この一般的な大腸がん検診は、便に血が混じっていないかを調べる便潜血検査が行われますが、便潜血検査で陽性となった場合は大腸内視鏡検査を行うことを強くお勧めします。
大腸がんはある程度進行してしまうまで自覚症状がありません。
大腸がんは早期発見できれば内視鏡での治療も可能ですし、ほぼ100%完治します。出血するまでに至っていない早期の大腸がんを発見できるばかりでなく、がん化する恐れのあるポリープを内視鏡で切除することによってがんを未然に予防することができます。
大腸がんの検査として大腸内視鏡検査は大変有効です。
このような方に大腸内視鏡検査をお受けになることをお勧めします
- 健康診断の便潜血反応が陽性だった
- 血便が出る
- 便が以前に比べて細くなった
- 便秘と下痢を繰り返す
- 切除していない大腸ポリープがある
- 大腸ポリープを切除したことがある
- 大腸がんが心配である
- 大腸がんの手術をしたことがある
検査の流れ
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外来受診
消化器外来にて医師の診察を受けていただき検査の予約をいたします。その際内視鏡検査と、使用薬剤の説明があります。
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内視鏡検査説明
看護師よりパンフレットを用いた検査前・当・後日の生活・食事指導をいたします。
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内視鏡検査前日
パンフレットの内容をご参考にお食事してください。
特に下部内視鏡検査(大腸内視鏡検査)を受けられる方は夕食時、油分は消化が遅く、繊維は腸内に残りやすいので避けてください。 -
内視鏡検査当日
受付にお越しください。
前処置
- 上部内視鏡検査を受けられる方は問診後、麻酔液を口に含んでのどに麻酔をかけます。
- 下部内視鏡検査(大腸内視鏡検査)を受けられる方は問診後腸管洗浄液を飲んでいただき、腸の中をきれいにします。
- 鎮静剤をご希望の方は検査室で注射をします。
- 検査中の安全のために点滴をすることがあります。 内視鏡検査には検査医の他に必ず看護師が同室し検査を受けられる方の状態を常に観察します。
検査後 鎮静剤を使用された方は必ずリカバリールームで1時間以上安静にしていただきます。
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帰宅
検査を受けられた方お一人お一人に合わせて看護師より当日以降の生活・食事指導をさせていただきます。
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内視鏡検査結果説明
当日または後日、医師より写真をお見せしながら詳しく説明いたします。必要に応じて内服薬が処方されることもあります。
外来診療体制表
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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午前 | 久野木 | 赤澤 | 小野(宏) | 久野木 | 小関 | 富 |
午後 | 小関 | 小関 | 久野木 | 久野木 |