2024年9月20日から22日の3日間にかけて行われた、第52回日本磁気共鳴医学会大会に参加、演題発表しました。
この学術大会は毎年秋に行われており、日本磁気共鳴医学会が主催するMRIを専門とした大会で医師、放射線技師含め多くの方々が参加、発表する学会です。
今回の学会テーマは「量子・分子で解き明かすMR医学」という題で、最新の装置や技術を活用した発表が数多くありました。
当院放射線科では「全身拡散強調画像におけるReverse encoding Distortion Correction(RDC)の有用性の検討」について発表を行いました。
Body DWI(DWIBS)検査は自由呼吸下で頸部から骨盤腔までの全身のがんを見つけ出すことのできる検査です。一方で歪みなどによる画質の劣化がしばしば見受けられます。
今回は当院の最新MRI装置(キャノンメディカルシステムズ社製 Vantage Galan 3T)の最先端機能である歪み補正技術(RDC)を活用し画質改善を目指し、患者負担が少なく良質な医療を提供できるよう検討を重ねました。
また、学会参加の中でシンポジウムや教育講演、他院の学術発表など拝聴し日進月歩の医療技術での最新情報や基礎基本に立ち返り復習を行うなど有意義で充実した3日間となりました。
今後も患者様の負担軽減やより良い検査画像を提供するために、放射線科スタッフ一同精進していきます。
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