検体検査
生化学検査
肝機能、腎機能、電解質、糖尿病検査
血液学検査
血算、血液像、凝固系
一般検査
尿定量、尿沈渣、便潜血検査、髄液検査
各種迅速検査
インフルエンザ、アデノウイルス、ロタウイルス、RSウイルス、ノロウイルス、溶連菌、肺炎球菌、マイコプラズマ、レジオネラ、心筋トロポニンT、妊娠反応…等
免疫学検査
感染症、腫瘍マーカー
輸血検査
細菌検査
病理検査
生理検査
心電図検査
- 検査時間 2~3分
心臓が動くときに発生する微弱な電流を体表面から記録したものが心電図です。
ベッドに仰向けに寝た状態で両手両足首と胸部に電極を取り付け波形の記録を行います。
不整脈や心筋障害、心肥大等を調べることが出来ます。
負荷心電図(マスター法、トレッドミル法)
- 検査時間 30分
運動中の胸痛や不整脈等を調べます。
検査時の注意事項
- 動きやすい服装でお越しください。
血圧脈波検査(ABI/PWV)
- 検査時間 5分
両腕・両足首の4カ所で同時に血圧を測定し検査をします。
血管の硬さ(動脈硬化)や血管の狭窄・閉塞を評価することができます。
動脈硬化を早期に発見し動脈硬化と関連のある病気の予防に役立てます。
呼吸機能検査
- 検査時間 5~10分
検査技師の掛け声にあわせて息を吸ったり吐いたりして検査を行います。
肺の容積や空気を出し入れする換気機能のレベルを調べることができる検査です。
COPDや肺気腫等の肺の病気を評価することができます。
麻酔を使用する手術の前にも肺の機能を確認するために検査を行うことがあります。
超音波検査
- 検査時間 30分
超音波を体内に当て反射した超音波を画像化し、各臓器の形状や血管内を流れる血液の速さ等を調べるものです。痛み等のない安全な検査なので頻回に検査をすることができます。
長時間にわたる精密検査や病気の進行度合いを比較する場合にも用いられます。
腹部(肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓、膵臓、膀胱)、心臓、頸動脈、下肢血管、乳腺、甲状腺等の領域を検査しています。
検査時の注意事項
腹部超音波を受けられる患者様
午前中に検査を受けられる方
- 前日21時以降から検査終了までは飲食禁止です。(水・お茶は構いません)
- 睡眠中の脳波も記録しますので眠くなる状態で来院してください。
午後に検査を受けられる方
- 当日の朝7時までに軽い食事をとり(牛乳・ヨーグルトは避けて)、それ以降は検査まで飲食は禁止です。
- 提示処方薬は通常通り服用してきてください。ただし、糖尿病の薬を服用されている方は服用しないでください。
泌尿器(骨盤腔)超音波検査を受けられる患者様
- 尿を溜めた状態で来てください。(検査予約の約2時間前程度から溜めるようにしてください)
脳波検査
- 検査時間 2時間(120分)
脳波とは、脳が活動するときに発生する微弱な電流を頭皮上から記録したものです。
検査は頭に電極を装着し、ベッドに横になって目を閉じたリラックスした状態で行い、光刺激や過呼吸(早い呼吸)等の負荷刺激を加えた記録も行っていきます。
失神等の意識障害がある場合やてんかん・脳炎等脳に関する病気を調べるための検査です。
検査時の注意事項
- 前日は洗髪をして検査当日は整髪料(ムースやワックス等)を付けずに来院してください。
- 睡眠中の脳波も記録しますので眠くなる状態で来院してください。
神経伝導速度検査
- 検査時間 1時間30分(90分)
誘発筋電図検査とは筋または神経を電流で刺激し、それによって誘発された筋や神経の活動電位を記録する検査です。
検査中装置を当てているところがピリピリ感、痛み、違和感を憶えるかもしれませんが、体には害はないので心配いりません。
運動障害(動き難さ、脱力)、知覚障害(感覚の鈍さ、しびれ、痛み等)の原因が筋によるものなのか神経によるものなのか、またその障害部位や障害の程度を調べるための検査です。
尿流量測定ウロフロメトリー検査
トイレ型の便器におしっこをするだけで排尿の勢いを数値化し、排尿パタ-ンを検査します。
前立腺肥大症等排尿障害を調べる検査です。
検査時の注意事項
- 尿を溜めた状態で来てください。(検査予約の約2時間前程度から溜めるようにしてください)
睡眠時無呼吸検査
睡眠時無呼吸検査とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、その名の通り睡眠時に呼吸が止まるまたは浅く弱くなり、それが原因で日常生活にさまざまな障害を引き起こす疾患です。
一般的にSASの重症度はAHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数で表すことが多く、これは一晩の睡眠を通して1時間あたりの無呼吸・低呼吸の発生する回数を意味します。
このAHIが5回以上認められ、日中の眠気等の自覚症状がある場合にSASと診断されます。
検査内容
簡易睡眠呼吸検査装置:クリーニング検査
終夜睡眠ポリグラフィ(PSG):睡眠障害の有無を含めた精密な検査
当院ではどちらの検査も受けていただくことが可能です。
X線検査
- 検査時間 5分
X線を体に当てて画像を作ります。胸部のX線では食道や胃、肺、気管・気管支、心臓・大動脈、肋骨等の形や大まかな異常を調べることができます。
腹部のX線検査では、主に胃~小腸・大腸内のガスや便を見ることができます。
注意事項
- 検査着に着替えていただく場合があります。
- ネックレス・ピアス等外していただくことがあります。
CT検査
- 検査時間 5〜10分
高速撮影可能な320マルチスライスCTを導入しています。検査により造影剤量、被爆提低減も可能です。検査の種類により検査着へ着替えていただく場合があります。
MRI検査
- 検査時間 30〜60分
超高磁場(3テスラ)により、近年まで主流であった1.5テスラMRIに比べ、2倍の信号が得られるため、従来よりも短時間に、より鮮明に病変を確認することができます。非常に微細な血管まで描出可能で、小さな病変でも発見することが可能です。
広い検査空間により、これまで対応が困難だった過体重、肥満の患者様にも、十分に対応します。また、閉所恐怖症の方や小さなお子さん、高齢の患者様にもリラックスして検査を受けていただけます。検査の種類により検査着へ着替えていただく場合があります。
乳房X線
- 検査時間 10分
女性特有のがんで罹患率の高い乳がんは検査法として乳房X線検査が有効です。
2枚の板で乳房を挟み、乳房を平べったくして撮影します。
手では触れることのできない小さな「しこり」や「石灰化」等乳がんの早期発見だけでなくそれ以外の小病変を見つけ出すことにも大変優れています。
注意事項
- 妊娠中も問題ありません。
- 授乳中も検査を行うことは可能です。
- 生理前1週間は乳房が張って痛みを感じやすい人も多いです。
X線透視検査
- 検査時間 15分
胃透視(バリウム検査、大腸バリウム検査等)
X線写真をとても少ない放射線量で連続で撮影し高速で繋げることで、動画としてみることができます。消化管の動きを調べるとても優れた記録方法です。
血管造影
- 検査時間 60分
X線血管撮影装置(アンギオグラフィシステム)で全身血管の精密検査と治療が受けられます。この装置は、心血管から頭部・腹部・下肢領域まで全身血管の撮影を広範囲かつ短時間で行うことが可能です。従来の血管撮影装置に比べ、最先端の技術を用いることで大幅な被爆低減も実現いたしました。
不整脈に対するアブレーション検査も積極的に行っています。
内視鏡検査
特徴
- 検査時間 5〜15分
当院では、食道・胃・十二指腸胆管及び大腸の内視鏡検査による診断が実施できます。
内視鏡による治療としては、胃や大腸等のポリープの切除や小さな癌の治療および胆管結石の治療を行うことも可能です。
経鼻内視鏡検査用のスコープを使用します。口から行う際も経鼻内視鏡検査用のものを使うので、患者様への負担が少なく行えます。
検査は、プライバシーと守るため仕切られた内視鏡検査室で行い、検査後にお休みいただくためのリカバリールーム(2室)もご用意しています。
治療項目
- 部消化管内視鏡検査(胃カメラ):
食道、胃、十二指腸疾患の内視鏡による診断です。
主として、胃炎や胃潰瘍の診断、胃癌の精密検査等を行います。胃癌検診等で異常が疑われた方の精査を行います。
治療としては、胃のポリープの切除や小さな胃癌の切除、食道静脈瘤の治療を主として行います。 - 大腸内視鏡検査:
大腸(結腸と直腸)疾患の内視鏡による診断です。
主として、便潜血陽性の際の大腸の検査、大腸ポリープの経過観察、炎症性腸疾患の診断を行います。
治療としては、主として大腸ポリープの切除を行います。
※治療の際は原則として入院が必要となります。
検査の流れ
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外来受診
消化器外来にて医師の診察を受けていただき検査の予約をいたします。その際内視鏡検査と、使用薬剤の説明があります。
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内視鏡検査説明
看護師よりパンフレットを用いた検査前・当・後日の生活・食事指導をいたします。
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内視鏡検査前日
パンフレットの内容をご参考にお食事してください。
特に下部内視鏡検査(大腸内視鏡検査)を受けられる方は夕食時、油分は消化が遅く、繊維は腸内に残りやすいので避けてください。 -
内視鏡検査当日
受付においでください。
- 上部内視鏡検査を受けられる方は問診後、麻酔液を口に含んでのどに麻酔をかけます。
- 下部内視鏡検査(大腸内視鏡検査)を受けられる方は、自宅で腸管洗浄液を飲んでいただき来院をお願いします。不安な方や疾患によっては院内で服用もしています。
- 鎮静剤をご希望の方は検査室で注射をします。
- 下部内視鏡検査を受けられた方は一律で点滴を行います。内視鏡検査には検査医の他に必ず看護師が同室し検査を受けられる方の状態を常に観察します。
検査後に鎮静剤を使用された方は必ずリカバリールームで30分程度安静にしていただきます。
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帰宅
検査を受けられた方お一人お一人に合わせて看護師より当日以降の生活・食事指導をいたします。
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内視鏡検査結果説明
当日または後日、医師より写真をお見せしながら詳しく説明いたします。必要に応じて内服薬が処方されることもあります。
注意事項
検査時の注意事項
- 検査食は検査前日に(朝食・昼食・夕食)をお召し上がりください。
- 夕食は19時までに検査食をお召し上がりください。
- 夜9時以降の飲食は禁止。ただし水は飲んで大丈夫です。
- 常用薬の服用は可能です。
- 早めに就寝してください。
検査当日の注意事項
- 検査まで飲食は控えてください。ただし水は飲んで大丈夫です。
- 検査まで喫煙はしないでください。
- 検査まで薬の服用はしないでください。ただし薬を服用中の場合は事前に必ず医師に相談してください。
- 検査には着替えやすい服装で向かってください。
当日の検査後の注意事項
- 鼻を強くかまないでください。
- 検査直後の自動車の運転は禁止です。
- 飲食は検査後30分~1時間後から可能です。
- 激しい運動は避けてください。
- 検査で組織採取を行った場合、刺激のある食事、飲酒、コーヒーは2~3日控えてください。