よくある質問

がんによる辛い症状に乏しく、認知症症状のために入院をご希望になっている場合には入院をお断りすることがあります。また、緩和ケア病棟では過度の身体拘束は行っていませんので、徘徊や大声を出す等の行為がある場合、入院生活は困難かもしれません。

当病棟から在宅療養に移られた後に再入院が必要な状況となった場合、入院の調整をします。

限られた病床を、緩和ケアを必要としているできるだけ多くの患者さん・ご家族に利用していただくため、症状が安定した方には在宅療養または施設等の療養場所の変更を支援しています。当院の社会福祉士が地域の医療スタッフと一緒に、皆さまの相談を受けています。

症状の増悪により緊急入院が必要な場合、等潤病院と連携しています。また訪問診療・訪問看護の在宅ケアとの連携も行っています

将来緩和ケア病棟への入院をご希望、ということでの入院相談は可能です。入院での緩和治療・ケアが必要となった時点でご連絡いただき、待機リストに入ることとなります。

緩和ケア病棟では、ご本人のご希望を尊重する方向で治療やケアを行っています。患者さんご本人が、緩和ケア病棟での入院生活をご希望されていることが必要です。積極的な治療を行わないことを納得していただいていない場合は、緩和ケア病棟での療養はご本人やご家族にとって辛い時間となる可能性が高いため、入院はお受けいたしません。

抗がん治療の終了を検討している時期での入院相談はお受けしています。かかりつけ医とご相談ください。

ご家族のなかで意見が一致しない場合には、十分話し合ってご本人ご家族みなさんが納得された上で入院をご希望いただくようお願いいたします。

患者さんご本人が自分の病気をしっかり受け止めたうえで緩和ケアを希望されている事が重要です。患者さんが必要としている事、知りたい事については原則として真実を伝える方針です。ただし、病名を理解できない方や病名そのものは知らなくても、不治の病であり積極的な治療を行わないことをご本人が納得されている場合は入院をお受けすることもありますのでご相談ください。

慈生会に入院・入所または通院中の方は、担当医師・看護師までおたずねください。当院以外の医療機関を受診中の方は、患者サポートセンターまでご相談、お電話ください。面談を行い、現在の状況やご希望をうかがいます。